椎間板ヘルニアと言われたら整体は受けていい?厚生省の通知が示す注意点と、主治医に確かめたいことを岩槻の整体院が解説
椎間板ヘルニアと言われたら、整体を受けてもいいですか?
椎間板ヘルニアと診断された人は、整体を受ける前に、まず主治医に相談してください。厚生省の通知は、椎間板ヘルニアと明確な診断がある場合、手で関節を調整する施術の対象とすることは適当ではないとしています。
椎間板ヘルニアとは、背骨のあいだでクッションの役目をしている椎間板の一部が飛び出し、近くの神経に触れることで、腰の痛みや脚のしびれが出ることがある状態です。ヘルニアかどうか、どのくらい神経に影響しているかを確かめられるのは、MRIなどの検査ができる医療機関だけです。
ヘルニアで整体は「禁忌」なのですか?
厚生省の通知(医事第58号、1991年)は、椎間板ヘルニアを、手技によって症状を悪化させうる頻度の高い病気のひとつとして挙げ、明確な診断がある場合は施術の対象とすることは適当ではないとしています。
この通知はカイロプラクティック療法について示されたもので、同じように対象にしないとされている病気には、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、変形性脊椎症、脊椎すべり症、側弯症などもあります。手で関節を動かす点は整体も同じなので、ヘルニアの診断を受けている方は、整体でも同じように考えておくのが安全です。『エビデンスに基づいた徒手療法』第4章も、神経の症状が悪くなっているヘルニアを、手技を行うときに注意が必要な状態として挙げています。
すぐに病院へ行ったほうがいいのはどんなときですか?
両脚のしびれや力の入りにくさ、股のまわりの感覚が鈍い、尿が出にくい・尿や便がもれるといった症状があるときは、すぐに救急医療に相談してください。
| 症状 | どうするか |
|---|---|
| 両脚のしびれ・力が入りにくい、股のまわりの感覚が鈍い、排尿・排便の異常 | すぐに救急医療に相談する |
| 片脚のしびれや痛みが強くなっている、足に力が入らない | 早めに整形外科を受診する |
| 安静にしても痛みが軽くならない、しだいに悪化する、発熱 | 整形外科を受診する |
| すでに診断を受けて通院中 | 主治医の方針に従い、整体などを受けたい場合は先に相談する |
日本整形外科学会も、安静にしても痛みが軽くならない、しだいに悪化する、発熱している、下肢がしびれたり力が入らない、尿漏れがするといった場合は、すみやかに受診するよう呼びかけています。
主治医には何を確かめればいいですか?
整体やマッサージ、ストレッチ、運動など、受けたいもの・やりたいことを具体的に伝えて、してよいこと・避けたいことを確かめてください。
- 手で身体を動かす施術を受けてもよいか、避けたほうがよい動きはあるか
- 前かがみ・ひねる・重い物を持つなど、日常で気をつけたい動作
- 運動やストレッチを始めてよい時期と、その内容
- どんな症状が出たら、すぐに受診すべきか
整体院にできること・できないことは何ですか?
整体院は検査や診断ができないため、ヘルニアそのものに働きかけることはできません。主治医の方針を優先することが前提です。
国民生活センターの報告(2012年)も、整体などの施術者は医師と違って検査を行う権限がないことを指摘し、持病がある場合は事前に医師に相談するよう呼びかけています。インターネットには「ヘルニアは整体で良くなる」とうたう情報もありますが、主治医に相談せずに判断しないでください。お尻から脚のしびれについては坐骨神経痛とお尻のしびれの記事で、整形外科と整体の使い分けは整体と整形外科の違いの記事で解説しています。
岩槻の整体Re.Lifeでは、ヘルニアと言われた方にどう対応していますか?
岩槻の整体Re.Lifeでは、通院・治療中の方には担当医の指示を優先していただき、お話と身体の状態によっては施術を控えて、医療機関の受診をお勧めします。
当院は東岩槻駅北口から徒歩約1分の整体院で、医療機関ではなく、病気の診断は行いません。ヘルニアの診断を受けている方は、ご予約の前に主治医に相談のうえ、診断の内容と主治医からの注意点をお伝えください。ピラティスなどの運動も、主治医の許可があることが前提です。腰のつらさ全般は腰痛のページにまとめています。
よくある質問
ヘルニアは整体と整骨院のどっちに行けばいいですか?
どちらに行く場合も、まず主治医の整形外科に相談してください。整骨院(柔道整復師)で健康保険が使えるのは、急なけがなど決められた条件の場合です。
ヘルニアの人がマッサージやストレッチをしてもいいですか?
症状の状態によって違うので、主治医に確かめてください。痛みやしびれが強くなる動きは、自己判断で続けないでください。
整体を受けたあとにしびれが強くなったらどうすればいいですか?
施術をやめて、早めに整形外科を受診してください。両脚のしびれや排尿・排便の異常がある場合は、すぐに救急医療に相談してください。
参考文献
- 『医業類似行為に対する取扱いについて』 厚生省健康政策局医事課長通知 医事第58号(平成3年6月28日)徒手調整の手技によって症状を悪化しうる頻度の高い疾患として、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・骨粗しょう症・すべり症などと明確な診断がなされているものはカイロプラクティック療法の対象とすることは適当ではないこと。症状が増悪・軽減しない場合は施術を中止して医療機関で精査を受けること
- 『腰痛』 日本整形外科学会「症状・病気をしらべる」腰痛の原因に椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などがあること。安静でも痛みが軽くならない、悪化する、下肢のしびれや力が入らない、尿漏れなどを伴う場合はすみやかに受診すること
- 『エビデンスに基づいた徒手療法』 第4章「治療方法の概要」・第5章「構造的な腰痛」神経根障害(症状の悪化)を伴う椎間板ヘルニアを、手技の適用に注意が必要な状態として挙げていること。腰痛の鑑別として神経根の痛みや重い病気の徴候を分けること
- 『手技による医業類似行為の危害 -整体、カイロプラクティック、マッサージ等で重症事例も-』 国民生活センター 報道発表資料(2012年8月2日)施術者には検査を行う権限がないこと、持病がある場合は事前に医師に相談すること、悪化した場合は医療機関を受診すること
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の症状の診断・治療を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関へのご相談をおすすめします。
※ 本記事は、AIを使って下書きを作成し、体の仕組みの説明は専門書(参考文献)で確認したうえで、院長が内容を確認して公開しています(確認日 2026-10-25)。
