骨盤矯正は意味がないのですか?
結論から言うと、骨盤矯正そのものが無意味というわけではありませんが、「施術を受けた直後は良くても、しばらくするとまた元の状態に戻ってしまう」という感覚が、意味がないと感じさせる大きな理由の一つと考えられています。これは珍しいことではなく、多くの整体・整骨院のコラムでも「1回では完治しにくい」「生活習慣が変わらないと戻りやすい」と説明されています。ただ、なぜ戻ってしまうのかを体の仕組みから掘り下げて説明されることは少ないため、今回はその点を整理します。
「戻ってしまう」のは、骨盤の位置と、それを支える力が別物だから
骨盤まわりには、股関節を横から支える中殿筋・小殿筋・大腿筋膜張筋という筋肉があり、これらが骨盤の横方向の安定性を保つ重要な役割を担っていると説明されています。整体で骨盤まわりの緊張をゆるめたり位置を整えたりすることは、いわば「土台を一度リセットする」作業です。しかし、その整った位置を日常生活の中で保ち続けるには、中殿筋・小殿筋などの筋肉が適切なタイミングで働き、骨盤を支え続ける必要があります。
つまり、骨盤矯正が「位置を整える」施術だとすれば、その整った位置を保つ「支える力」は、また別の要素だということです。支える力が育っていない状態で日常生活に戻ると、以前と同じ体の使い方(座り方、片足重心の立ち方など)によって、骨盤は再び元の状態に近づいていきやすいと考えられます。
ゆるめるだけで終わると起こりやすいこと
骨盤まわりの緊張だけをゆるめて終わると、周囲の筋肉が骨盤を積極的に支える練習をしないまま日常生活に戻ることになります。これは、家の土台を水平に整えても、柱を固定する金具の締め直しをしていないような状態に近いかもしれません。生活の中の重心の癖(片足重心、足を組む習慣など)が変わらなければ、支える力が弱いぶん、骨盤は元の位置に近づきやすくなると考えられています。
岩槻 整体Re.Lifeでの考え方:整体×マシンピラティスを組み合わせる理由
当院では、骨盤まわりの緊張を整体でゆるめたあと、マシンピラティス(リフォーマー)で中殿筋・小殿筋・腹横筋・骨盤底筋などを協調させ、骨盤を「動作の中で支える」練習を行っています。これは、ゆるめる工程(整体)と、支える力を育てる工程(運動)を分けて考える方針によるものです。詳しい体の仕組みについては骨盤の歪みページでも系統別にまとめています。
マシンピラティスはリフォーマーが体を支えてくれるため、運動が苦手な方や、体を動かす習慣がなかった方でも、無理のない負荷から骨盤を支える筋肉の使い方を練習できます。「ゆるめて終わり」ではなく、「支える力を運動として練習する」ところまでを一つの流れとして考えています。
効果を感じにくいと言われるもう一つの理由
骨盤矯正の効果を感じにくい理由として、「何を目標に施術を受けているかが曖昧なまま通っている」という点も指摘されています。肩こりや腰痛の改善が目的なのか、姿勢や体型が目的なのかによって、施術後に意識すべきポイントも変わってきます。当院では初回のカウンセリングで、今の骨盤・姿勢の状態と、どのような変化を目指すかを一緒に整理してから施術を進めています。
こんな方は医療機関への相談も検討してください
強い痛みやしびれ、安静時にも続く痛み、外傷後の痛みなどがある場合は、整体の範囲で判断せず、医療機関での確認をおすすめします。当院では特定の疾患の診断・治療は行っておりません。
まとめ
- 骨盤矯正が「意味ない」と感じる大きな理由は、施術後にまた元の状態に戻ってしまう感覚にある
- 戻ってしまうのは、骨盤の位置を整えることと、それを支える筋肉の力を育てることが別の課題だから
- 整体で骨盤まわりをゆるめたあと、マシンピラティスで支える力を運動として練習することで、変化を維持しやすくなると考えられる
「今まで骨盤矯正を受けても効果を感じられなかった」という方も、支える力の練習まで含めて一度体の状態を見直してみませんか。料金プランはこちら。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の症状の診断・治療を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関へのご相談をおすすめします。